エピチャン

2014/02/12

今日は休みだったので、前から気になっていたスパイスカレー屋に行ってきた。
出されたカレーを一口食べて、おったまげた。恐ろしく不味い。
なんというか、こだわってはいるんだけど、絶望的にスパイス配合のセンスがない、という具合だ。

意外にも客は多く、周りの常連風の客は、うまいうまいとそのカレーを食べている。
メニューはそのカレーしか存在しないのに…?僕には、その光景がにわかに信じがたかった。
外食はどんなに不味くても、シェフとその食材に対する礼儀として、出された量の半分は食べて帰ると決めている僕も、カレーとなると話は別だ。
2~3口が限界だった。スプーンを口に運ぶことが、余りにも精神的に苦痛で、耐え難く、それ以上食べることができなかった。
僕はそのカレーがどうしても許せなかった。店主が許せないのではない。その不味いカレーが許せないのだ。

「ごちそうさまです」と言って、僕は静かにカウンター席を立った。
金を払おうとすると、店主が「美味しくなかったですか…?」と僕に聞くので、「すみません、スパイスが苦手で…。」と僕は嘘を付いた。
スパイスは大好きだ。ただ、恐ろしく不味いんだ。そこは察しろ。あなたを傷つけたくはない。

やるせない哀しみとやり場のない怒りでいっぱいのまま、僕は店を出た。
この思いを成仏させるために、CoCo壱番屋に来た。僕はCoCo壱番屋が好きなわけではないけど、CoCo壱番屋の方が100倍マシだった。

カレーに対しては、一切の妥協もできない人格になってしまう。それで泣かせた女もいる。
でもこれだけは、僕の中でどうしても譲れない“こだわり”なのだ。男には、そういうこだわりの一つや二つ、あるものだ。

2014/02/01

友達のヒロシが、渋谷で単独でパーティーをオーガナイズすると言い出した。

ヒロシは「窪塚洋介をゲストに呼ぶ」と言い出した。
僕は最初ジョークだと思ったけど、ヒロシはそんな冗談を言うような人間ではなかったし、マジ顔だったので、二人で作戦を練った。
それで僕達は、窪塚が卍lineとして参加してるレゲエのCLUBイベントに行き、そして実際に窪塚に接触した。

普通の痩せた、ボウズ頭の兄ちゃんだった。ヒロシは、自分の描いてきた絵を手紙にして、窪塚に手渡して直談判をしていた。
わけのわからない絵だった。ヒロシは勿論、マジ顔の真剣モード。窪塚はヒロシの手紙を受け取って、いくつか応答していた。
僕はその辺の、フロアで踊っている女を適当にナンパしていた。

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