エピチャン

2010/08/14

自分の声を録音して聞いた時に違和感があるのは、
普段は声が自分の骨を震動して聴覚に伝わるから美しく聞こえるのだと聞いて、
なんかそれいいなと思う反面、
この声は誰にも届かないのだという狼の遠吠えを思った。

だがもしも愛する人を抱きしめたまま言葉を伝えることが出来れば、
その声は重なり合う互いの骨を共鳴するヴァイブスとなり、
そのトーンを保ったまま愛する人の耳へ心へと美しく鳴り響くだろう。

2010/08/12

もし君の色が赤だとしたら、それはもう見事な混じりっ気なしの赤だと思うよ。
でも世の中には他にも、青や黄などの美しい色が沢山あることを知っているのかい?

2010/08/11

最後の夜とお別れするときは、さよならじゃなくておやすみを言おう。
目が覚めたら全てのことがまるで夢だったかのように。
そして明日にはこの奥歯に隠した思い全てを忘れられるように。

おやすみ。

2010/08/09

「僕たちはどんなにしんどくても拘束時間が長くても、向き合ってるのが人である限り深刻に病むことってない。
仕事で病んでく人って、対象が人やモノではなく、実体のないものと向き合って仕事してるからなんじゃないかな」

みたいなことを、長い付き合いの美容師さんが言ってた。
いくらかのメモ

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“ずっと美味しい”ものなんて信用出来ない。
“今だけ美味しい”ものを信用する。摂取する。
保存料まみれの“美味しい”。それには生きることへの執着を感じない。

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性欲がなくなれば人はマスターベーションをしないだろう。
ならばセックスは?性欲がなくなれば人はセックスをしないのか?
人は生き続ける限り孤独であり、孤独であり続ける限りセックスをする。

欲求ってのは全て後付け装置みたいなもの。
生を助長させるために付加されている仕掛けに過ぎない。
仮に欲求が無かったとしても、我々は飯を食い、床に眠り、セックスを求める。

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仮にひとりの末期がん患者が居たとして、たとえその人のことを心底愛していたとしても、
その痛みひとひらさえ、何人たりとも知ることはできない。

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売春行為がなぜご法度とされているのかを調べていたら、
売春そのものは規制はされているものの法律的な刑罰の対象ではなく、
売春を助長させる行為(たとえばヤクザが借金苦の女の子に売春させる等)が刑罰の対象なんだと知る。
個人の不特定多数を対象とした自由な性行為を極度に規制してしまわないように、
売春(禁止)法ではなく、売春(防止)法として定められているらしい。
グレーゾーン。

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「んも~ぅ、かわいいから許す!」

とか言われてるお前は、かわいくなくなったら何にも許してもらえなくなるから。
若さという虚栄に調子づいて、年とともにいつの間にか誰にも相手にされなくなって、
ひっそりと自分の傲慢さを矯正する羽目になるぜ。

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孤独な人と、孤独をアクセサリーにしてる人。

本当に孤独な人って、自分が孤独だとは思ってない気がする。
なんというか、その「状態」を悲観視はしてない気がするんだよな。

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女が女らしさをアクセサリーにしたり、男が男らしさをアクセサリーにしたり、
そういうのは大いにあっていいと思う。
それが性的な魅力、つまりセクシーというものだから。
しかしながら男女互いが互いのアクセサリーを卑下したりするのが解せない。
大量のメープルシロップがかかったフレンチトーストを食べた後、
砂糖入りのアイスカフェオレを飲んでみても、いまいちピンと来ない。
甘いお菓子を食べた後に甘い飲み物を飲むと、それは全然味気ない。
カフェオレの甘みは完全に消滅し、後味の悪い苦味だけが残る。

これは対となる人間関係、
いわゆる恋人や友人、あるいは仕事のパートナー等にも同じことが言える気がする。
フレンチトーストの組み合わせは、願わくばノンシュガーのアイスティーで決めたい。
つまり、そういうことだ。

2010/08/06

たとえば洋服のショップ店員が接客をする際に、
客が気に入って選んだ服が死ぬほど似合わなかったとしても、
「とてもお似合いですよ」と言うことによってその客は幸せになれるし、
買ってもらった店員もまた売上を獲得して幸せになることが出来る。

人は誰も彼もがそんなありふれた嘘をつき続けて、
そして誰も彼もがそんなありふれた嘘に救われて生きている。
嘘が人を幸せにする。つまりそういうこと。

役者。政治家。小説家。キャバクラ嬢。営業マン。マクドナルドの店員。
教師。警察官。駐車場の案内をする人。ショップ店員。アナウンサー。医者。

嘘をつく職業というのはこの世の中に実に多く存在している。
逆に嘘をつかない職業の方が圧倒的に少ないのかもしれない。
仕事のルーチンとして嘘をつくことがごく自然に組み込まれており、
それがひとつの小さな嘘であることに気付いていないだけ。

最近、「嘘をつく仕事」に就きたいと思うようになった。
まあ今も嘘をつくことをためらうことなく仕事をしているわけだけど。
嘘、それは優しさや恋愛といったものとどこか似ている。

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