昔、当時付き合っていた恋人に、
「あなたの、その目が無かったらあなたとは付き合っていなかった」
と言われたことがある。
つまり身体に惹かれた。そう言われて僕は安心した。
身体ではなく、個性に好意を持たれるのは怖い。
もし僕の個性に好意を持たれたら、
いつか僕を好きじゃなくなったとき、その個性をどうしても許せなくなるから。
大好きだったところまで、嫌いになってしまうから。
こんなに悲しいことはない。
だから僕は、「ねえ、私のどこが好き?」と訊かれた時に、
「おっぱい」とためらうことなく告げていきたいと思う。
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