この年になってちょいと後ろを振り返ると、なるほど、20代でだいぶ危ない橋を渡ってきた。
無論、これまで過去の折々で自分が危険な状態にあるなどとは思いもしなかった。
人はいま自分の立っている現在地が危ない橋の途上だと知る由もない。
今いる場所が吊り橋か石橋か?それを知ることができるのはだいぶ先の話である。
そもそも「いま俺危ない橋渡ってる」なんて実感のある人は全然危なくない気がする。
「危ない」ということは「危機感が足りない」ということだ。
そしてそのクリティカルな状況こそが人をとんでもないところまで跳ね上げてくれるチャンスとなり得る。
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