月には明るい部分と暗い部分があります。
僕らは月の明るい部分だけを見てその存在を確認しています。
でも本来、月は太陽光に照らされている部分が三日月や半月の形に見えているだけで、
光が当たらずに欠けている部分もまた同様に「月」なのです。
それで僕がなにを言いたいかと言うと、
僕はこういうところで、人間って根源的にポジティブな生き物だな、と思うんです。
どうせ月を見るのなら明るい面から見たい。暗いところより明るいところに目を向けたい。
人はみな無意識にそうしてポジティブな視点で「同じ月を見ている」と思うのです。
きっとその方が眠れない夜にも少しだけ明るくなれるし、暗闇の中でも希望の光が持てる気がします。
今宵も「月」というメタファーが、僕ら人間のポジティブな面を明るく映し出しているように思うんです。
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