エピチャン

2011/04/22

最近、毎晩飯食ったあとにボロボロ涙が出るのはなんでだろう?
こりゃーマズイなってことだけは分かってる。
"死" についての現実感を持たないものだけが "死" を語れる。
死人に口なし。

2011/04/12

100%嘘だと分かっていても、あえて騙される。最後に「ありがとう」と笑う。
そんな優しい男に僕はなりたい。
乗りかかった船ならば最後まで航海を通すのが船乗りだとしたら、
一度優しくすると決めたならば最後まで優しさを貫くのが男だろう?

2011/04/08

“1/6,500,000,000人のオレと1/6,500,000,000人の君が出会う確率っていうのは1/42,250,000,000,000,000,000。”
数学をロマンチックだなと思うときは、こういう瞬間。

2011/04/06


"Designed For Damage" by Kyte on "Dead Waves" - Grooveshark

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いつかの春のことを思い出していた。
あんなにも大嫌いだと突き放して捨てた女のことを、僕はこうして春が来るたびに思い出すのだろうか?
愚かな男だ。

井の頭公園の桜の木の下で、僕らはシャンパンをラッパ飲みしていた。
昼間からバカみたいに酔っ払っては、笑いあって不謹慎なキスをした。
「恋人がいるくせに」僕が言った。
「好きな女がいるくせに」彼女が言った。
絶望的に毒舌だったその唇も、キスの時には柔らかになった。

いつだったか、キスの前に僕が音楽を流した。
「いつか僕のことを忘れても、この曲を聞くたびにお前は僕のことを思い出す」
いたずらに笑いながら、悪ふざけの刷り込みをしていた。
それから数年後。罠にかかったのは仕掛けた僕のほうだった。
ミイラ取りがミイラになってしまった。
今この曲を聞くたびに僕は、もう僕のことを忘れたあの女のことを思い出す。
忘れてた傷口が疼くように。哀れなパブロフの犬だ。

僕のキスが、僕の胸の触り方が、気持ちいいと言っていた。
友達?恋人?セックスフレンド?そんな呼び方、全部まとめて「クソ食らえ」だ。
僕たちの関係性に名前なんて必要なかった。
そうして愛していたことを知るのなんて、全部全部終わったあとなんだ。

終電間際のホームでひとり泣いた。
あの日から数えて何度目の春なのか、僕はもう忘れてしまった。

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