エピチャン

2013/01/30

楽しいことをやるためには、外に出なければいけない。
まだ見ぬ他人とコネクトしなければいけない。そうしなければ、新しい刺激は生まれない。
それはわかっているんだけど、もう僕には、知らない他人と関わること自体が、面倒くさくてたまらない。

数年前に、気狂いのようにナンパをしていた自分が嘘のようだ。
渋谷の夜で、名前も知らない女と、場当たり的にコネクトする。
はじめましての夜から、セックスを経て、さよならの朝までの最短距離を逆算する。
連れからはプロ、或いはチーターと呼ばれていた。僕にもかつて、そういう時代があった。
今はその面影もない。恐らく細胞が総入れ替えしたのだろう。

2013/01/29

質よりもスピード。スピードが質もカヴァーする。それが僕のやり方。
10人の女をガチンコでナンパするより、1000人の女をテキトーにナンパした方が、成果が上がる。
結果を出したいなら、当たり前のこと。
100人の女を泣かせた男は、100人分の悲しみを背負わなければならない。
男にとって、誠実であるということは、つまりそういうことなんだよ。
“共感は、あらゆるビジネス戦略の基礎だ。ひと言でいえば、あなたのクライアントと恋に落ちなければならない”【クラッシュ・マーケティング】

もう本当に。その通りですよ。クライアント(客)と恋に落ちなければならない。
商品を「売る」んじゃない。恋に落ちて、ふたりで買い物をする。ふたりでその商品を買うことを「決める」んです。
そこに魔力が宿るんです。そこに真の満足が生まれるんですよ。
まずは恋に落ちなければならない。それがはじまりなんです。
彼女にあぶれたハエが「酒びたり」になる理由 « WIRED.jp

人間だって、ハエだって、女に拒まれ続ければやけ酒もするさ。
弱くて、ダサくて、情けない。そんなクソッタレの夜もある。それが、男って生き物だろ?
「衣食住」のうち、衣を昇華したものがファッション、食を昇華したものがグルメ、住を昇華したものが旅行じゃないかな、と考えていた。

どうやら僕は、衣食住にルーツを持つ趣味を好むようだ。
そのどれも生きることに根付いていて、本質的だ。そしてそのどれも、時間とともに移ろい、風化し、留まることを知らない。
服はボロになるまで減価償却され、食事は新鮮なうちに消費され、旅は特定の住処を持たない。たまらなく切なくていい。

2013/01/28

好きな女も、仕事も、仲間も、家族も、全て捨てて、アメリカ西海岸の波に乗りに行った、かつての友達は元気かな。

アメリカの明太子工場で働きながら、サーフィンをしている───。そう風の噂で聞いてから、早10年。
もう今は、どこで何をしているのかも、わからないけど。
最高に自由で、アウトローで、最高に切ない人生。だけど、やっぱり最高だと思うよ。

2013/01/26

「ルイ・ヴィトン」が価格改定。平均12%値上げ | BRAND TOPICS | BUSINESS | WWD JAPAN.COM

ルイ・ヴィトンが円安の影響で12%値上げ。来月の2月15日から。

円の価値が低迷する中で、ここに来て強気の値上げ。泣かせるね。
でもこれ、本当は単なる値上げなんじゃなくて、
「私達はたとえ円の価値が下がっても、ルイ・ヴィトンの価値までも下げたりはしませんよ、だから安心してお買い求めください」ということなんだよ。
値上げというよりも、値段継続による実質的な値下げをしないという、ブランドの価値を落とさないための正しい改定。流石だね。安心した。
それにしても、先日買っといてよかったわ。


(via style.com)

余談だが、先日LOUIS VUITTONでスタッフの方と、今季のメンズコレクションの感想を話していたんだけど、
この謎の豹?の話題が一番盛り上がった。早速問い合わせも入っているらしい。ウケる。

2013/01/23

生きているというよりも、毎日死ぬまでの残り時間を過ごしている。
死ぬまでに経験したいことのために、今頑張っている。そう思えば、迷いが消える。

喋る人はS、聞く人はM。それはつまり、役割分担。

2013/01/22

アブノーマルなセックスが好きだ。
いわゆる普通じゃないセックスをするということは、それだけの信頼関係があるということだから。
逆もまた然り。より深い信頼関係を築くために、アブノーマルなセックスをすることは意味を持つ。

誰からも理解されないようなことをふたりきりでしたい。
僕は、身体的な欲よりも、精神的な欲がとても強いから、身体ではなく、心を縛りつける。メチャクチャにしたいと思う。
っていうか、そもそもノーマルなセックスって何なんだよって話だけど。セックスに普通とかないでしょ。

(via style.com)

2013秋冬メンズコレクションおまけ。
エディの腹やばくね?僕もこのたるみきった腹を何とかせねば。
(via nowfashion 2013AW)

(via apparel-web 2013SS)

今年も気になるメンズ・コレクションをチェックしたりしていた。2013秋冬。
Louis Vuitton, Gucci, Maison Martin Margiela, Kris Van Assche, Raf Simonsあたり。
いい加減、全てのメゾンがストリーミング配信をやってほしい。静止画とか楽しめない。

写真はKris Van Assche.
いつもショーの最後で、胸に手を当てて敬礼をする彼は、最高に素敵だ。
「お洒落は人を楽しませるもの」。その言葉を聞いて、最初はいまいちピンと来なかった。
自分が好きなものを着る、人の目なんか気にしない、自分が満足ならそれでいい───。それがお洒落だと思っていた。

でもたとえば、自分が無人島にひとりで生活するとしたら。誰も自分のことを見る人がいなくなったとしたら。
その時に、ネクタイのゆがみを気にするだろうか?外に出る前に化粧をするだろうか?そんな人はいないと思う。
そして気付いた。人に見られて、いいね、それ素敵だね、と言われて。嬉しくなって。自分という存在を確認して。はじめてファッションを楽しめるのだと。

ファッションとは相対的なものであり、お洒落をすることは自分以外の人々を楽しませるためのものだと知った。
そしてまた、服が好きになった。

2013/01/18

“失恋のときは、この先ひとりで生きていくことのつらさと、ほんのひと時の間、寂しさを忘れさせてくれた相手への、これまでの感謝とこれからの幸運を祈るための時間ではないかと思う”

いつかの自分が、手紙をくれる。いつかの自分に、救われる。


まるでCGを見ているようだ。

2013/01/16

アダルトビデオとインスタントラーメン

欲求そのものに貴賤はないが、欲求の満たし方には貴賤がある。
“犬は持ってるすべてのものを我々に投げ出す。彼らの生活の中心が我々で、愛、信仰、信頼のすべてである。小さな見返りで仕えてくれ、人間が結べる最高の契約であることは疑いの余地もない。” ロジャー・A・カラス

犬、大好き。
絶滅するということは、今の世界に生きづらいということだし、それはある種の必然で、
何億年も昔からそうやって数え切れないほどの種族が誕生し、そして絶滅してきた。
だからそれを人間が人為的に保護したり、繁殖させたりするのは、自然の摂理に反しているのではなかろうか。
僕は「文才」という言葉が嫌いだ。なぜなら、文章は才能では書けないからだ。
文章というものは、書いた人の経験と感受性と、ほんの少しのボキャブラリーから成り立っている。
才能でいい文章なんてものが書けるわけがないのだ。
つながれた手錠に気付かずに、放り込まれた牢獄で安心して、タダ飯を食う。
「罪状は?」「恋愛。」 罪深い。
バッグはルイ・ヴィトン。財布はグッチ。でも着てる服はテロテロのギャル服。靴は合皮の安物ブーツ。
彼女達を見て、僕は不思議に思う。なぜ服や靴を安物で済ませて、小物なんかにお金をかけるのだろう、と。
ファッションを楽しみたいのではなくて、単に見栄を張りたいのだろうか、と。

ハッキリ言って、僕は小物なんか何でもいい。
使いやすさと機能性がしっかりしていれば問題ない。役目を終えたら買い換えればいいし、執着もない。
小物にお金をかけるという、その発想そのものが凡庸で、退屈だと思う。
ためしにルイ・ヴィトンでベルトを買ってみたこともあるけど、機能としてのベルトなら無印良品のものでも大差ない。

このように、小物には全く執着のない僕。
でも、上着(アウター)だけは最高のものを着たい。それはファッションの表層であり、最たるものであるから。
靴だけは新しいピカピカのものを履きたい。いい気分で街を歩きたいから。
僕の今のホットキーワードは、「欲」。

欲があるから、人は生きられるし、狂いもする。本能のままに欲する姿は、時に美しく、時に醜い。欲がなければ、人生はただの時間つぶしだ。
最近は、欲にフォーカスして物事を考えることが多い。
彼女のいない男の方が、金と時間を自分に使えるから、いい男に見えるのは当然。
彼女のいる男は、ある意味、自分の金と時間と労力を犠牲にして、彼女を愛するのだから。

幼少の頃に、NHKの教育番組で、カマキリの交尾と産卵の映像を見た。
カマキリのオスは、メスとの交尾の後、メスの産卵の体力のために自分の身体を捧げ、メスに食われて死ぬ。
その一部始終は、幼い僕にはあまりに衝撃的であったけど、今思う。

男にとって、女を愛するということは、自分の生命を犠牲にして、女に与えることなんだと。
そして、女にとって、男を愛するということは、自分を犠牲にして愛してくれた男を、受け容れて抱きしめてあげることなんだと。そう思う。
「高いですね」と言うのは、それを考えた人、作った人、売ってる人、およそ全ての人に対する冒涜であり、とても失礼なこと。

まともなデザイナーが、まともな資材を調達し、まともな職人が、まともな時間と労力をかけて作り、
まともな宣伝をして、まともな場所の、まともな店舗で、まともな展開をして、
まともなサービスマンがまともな接客をして、まともなアフターサービスを提供して、はじめてその価格が付いている。
その商品に対して「高いですね」と言うのは、その程度の価値しか見出していないということを暗に伝えてるようなものだよ。

金額は、そのモノの価値を計るのに一番分かりやすいメジャーみたいなもの。
安いモノには理由があるように、高いモノにも理由がある。当然のことだ。そのバランスが取れていないと、ビジネスとして成立しないから。
昔、エルメスの販売店で、店員に「高いですね」とほざいた客がいたけど、そんな失礼なことを言う人間にエルメスを持つ資格はない。エコバッグで十分。
セブンイレブンとか松屋レベルの食事でグルメを語っている時点で、もう終わってる。
口の中に入れられれば、生産国や製造元が不明の安い食材・加工品でも気にしないような人間が、食事を語るなんてギャグだ。
安ければ何でもいいのなら、黙って食えばいいのに。
日本の「浮気携帯」 スマホ台頭でも根強い人気 - WSJ.com

おもしろい。Fシリーズの携帯=「浮気携帯」。プライバシーモード最強説。
そういえば僕の知人も、浮気がバレないようにFシリーズの携帯を使い続けていたことを思い出した。
僕にこのプライバシーモードの「ロックしてない感」を語ってくれた。

男は基本、ハイスペックで機能的なモノが好きだ。携帯は新機種を好む。余程の理由がない限り、ガラケーを使い続けるのは不自然だ。
だから、もし男がFシリーズのガラケーを未だに使い続けていたら。それは浮気隠しと見て、ほぼ間違いないだろう。
簡潔に言うと、僕の仕事はエロい文章を書くことだ。

エロい文章を書くことで、生計を立てている。毎日約20000~30000字程度、うんざりするほど、性に関する文章を書いている。
そうして稼いだ金で、ビールを飲んだり、カレーを食べたり、飼い犬を養ったり、或いはデートをしたりしている。そうやって暮らしている。

断っておきたいのは、僕は別にエロい文章を書くことが大好きな好色狂い、というわけではない。
ただ、生きるための術(すべ)としてやっている。仕事柄、性に対して絶望的になることもある。そういう時、とてもつらい。

たとえば、エロ漫画を書いている人の気持ちは、よくわかる。
彼等の内の大多数はきっと、好きな絵を描きたいだけで、別にエロ漫画を描きたいわけではないだろう。
ただ、メシを食うためにはお金になるものを描かなければならない。wantでは生きられない。だからmustをこなしている。僕も同じだ。

それでも、どんなアウトプットであれ、自分が生み出したものに対価が支払われることは、世の中の役に立っているということだ。価値のある証拠だ。
僕にとって文章を書くということは、お金になる行為なのだ。小説家や、コピーライターと同じだ。
今のところ、それで何不自由ない生活ができている。愛するものに、パンや毛布を与えることができる。そのことには誇りを持っている。
“裸体ほど美しいものはない。女性を纏うことのできるもっとも美しい服は、愛する男の腕である。しかし、この幸福をみつける機会のない女性のために、私はここにいる。”イヴ・サンローラン

最高に格好いい。そして、その通りである。
お金の稼ぎ方はひとつしかないけど、お金の使い方は無限にあるんだな。

金の稼ぎ方は、自分の時間と能力を使って、誰かの役に立つこと。
金の使い方は、その稼いだ金を自分や、自分以外の誰かに投じること。

お金は、稼ぎ方よりも使い方の方が、その人の本質が見えて面白い。自分で必死に稼いだ金だ。後は好きに使えばいい。

2013/01/11



トム・ヨークとフリーの新曲だけど、相変わらず根暗な感じがいい。

2013/01/10

一万円以下の金銭で知らない男にフェラチオをする女も、一万円以下の金銭で知らない女のフェラチオを買う男も、どっちも終わってる。

いろいろな事情もあると思う。でもそれを考慮しても、やっぱり終わってる。
終わっているもの同士、その安っぽい対価を勝手に等価交換してろ、と思う。
僕は冷たいかもしれない。でも僕は、そこまで自分の欲に対して絶望していない。

金と欲望の交錯地点。
仕事柄、自分の大切なモノを安売りする連中を、日夜目まぐるしく見ていて、馬鹿だなあと思う。
少しナーバスになっている。

毎朝、満員電車に収監されて、国の奴隷として朝から晩まで働いて。それは、死にたくもなるだろうな。理にかなってる。

久しぶりに朝の満員電車に乗って、電車内に漂う負のエネルギー(気)を吸い込み過ぎて、気分が悪くなる。
自分の靴を、わけのわからないサラリーマンのおっさんに踏まれる。
何故そんなことをされないといけないのか、意味が分からない。踏んだおっさんも分からないと思う。

なぜ朝の同じ時間帯に、みんな電車に乗らないといけないのか?物理的に効率悪すぎだろ。
このサラリーマン達の奴隷システムは狂っている。狂っていることにも気付かず、麻痺している。思考停止している。
カオスな朝だった。でもこれが現実。

2013/01/09

僕ね、気付いたんだけど。

よくある、成功の方法とか、自己啓発セミナーとか、儲け話とか、ヤレる女の落とし方とか。
そんなウマい話が本当に本当なら、そんな肝心なこと、誰にも教えないだろ。
皆が実践して成功すれば、自分のライバルが出てくることになるのだから。
自分のマーケットが脅かされて、最終的に自分の食い扶持が減ることになるのだから。普通、教えない。
沢山のりんごがなる場所を見つけても、他人には教えない。秘密にする。自分の取り分が減るから。誰だってそうだ。

だから、誰かの成功の秘訣とか、有料メルマガとか、セミナーとか、そんなものに金払ってもてんで駄目だよな。
彼等は、シメシメと情報料を搾取しているだけだよ。ホリエモンとか藤沢数希とか細木数子とか、みんなそうだよ。賢いヤツの一人勝ち。
だから、自分の頭で考えて、自分のストーリーを見つけないと。それが本当の意味での成功だろ。

2013/01/08

言ってみれば、物欲は生きるためのエサ(栄養剤)みたいなもので、欲求がなくなれば、人は生きることの楽しみを忘れてしまう。そして死ぬ。
だから、欲しいものは欲しいうちに買っとけ。

2013/01/06

男の僕が執着してはならないものは、金でも女でも、服でも愛でもない。最も執着してはならないもの、それは過去だ。
ユニクロの一番ダサいところは、デザインでもなんでもなくて、これだと思う。圧倒的な離職率。

離職率がこれほどまでに高い=ついていく仲間がいない、ということ。
大体、従業員すら幸せにできなくて、顧客を幸せにできるわけないだろ。
そんなブラック企業のがんじがらめのシステムから、格好よくて新しいモノが生まれるわけないだろ。
だからヒートテックとかウルトラダウンとか、そんな寒くないだけのダサい服しか作れないだろ。

最近、ユニクロのパーカーを買ってみたんだけど、着てみて改めて思った。本当にここの服は駄目だと。
ここ近年で、生地と縫製の質が、ただメカニカルに向上しただけ。
ユニクロを、ファッションと呼ぶには程遠い。ただの生活の道具としてのアパレル。
そう割り切れば、まあそれなりに質がいいのかもしれない。
僕はそこまでファッションに絶望していない。自分を満足させてくれる、まともな服を着たい。

2013/01/03

顔は気持ち悪いけど心が綺麗な人と、顔は綺麗だけど心が気持ち悪い人がいたとして、
当然のように、前者が損をして、後者が得をする世の中なわけだけど、まあ仕方ないよね。
人は生まれつき不公平な生き物で、権利は平等に与えられるなどという建て前が、ある種の慰めでしかないから。
まあでも、モヤモヤするよね。

40万のルイ・ヴィトンの服を、オークションで20万程度で買おうとする人間に、その服を着る資格はない。

2013/01/02

ブログを書きたいから、いつも仕事が終わって書こうと思うんだけど、実際終わった頃にはそんな余力全然なくて、全く書けない。
でもよく考えたら、余力なんか残ってるくらいなら、その分仕事しろって感じだ。
だから、今のこの状態が自然なんだ。仕事終わってブログ書いたりできる余裕があるなら、仕事サボってる証拠だ。妙に納得した。

2013/01/01

新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

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