ヤンキーでも、オタクでもない。aoillamyは僕をニュータイプだと呼んだ。
ニュータイプの僕は、向こう側に行くよ。この薄暗い世界から、ひとり抜け出して。勝ち抜けする。
やっと気付いたんだ。思い出したんだ。僕の居場所はここじゃないって。
リアルには、アガる音楽と、飛びっきりの女と、スウィートでほんの少しだけ切ない夜が待ってる。
ミラーボールの月が回る。知らない人々が夜をつないでアナーキーに踊る。
今にも泣き出しそうな瞳で笑顔を見せるガール。シグナルに僕はアクションで応える。明日死んでもいいって“てい”で。
心臓を揺らしている。生きている感じがする。