自分が18歳でバーテンダーをしている頃、ウイスキーの水割り(ソーダ割り)はかなりシビアに作っていた。
水割りなんて、アタマの空っぽなお姉ちゃんでも誰でも作れる。だからこそ雲泥の差が生まれる。そういうものにはかなりこだわる主義だ。
100人の客が飲んで、1人でもいい。その僕のこだわりに気付き、そして圧倒されるものがいるなら。
その100分の1の喜びのために、僕は100杯の、渾身の水割りを出す。そういうスタンスだった。
バーテンダーは、自分の作る酒をすべて自分が飲み干すつもりで作るべきだと思う。
その粋な覚悟がないなら、バーテンダーなんて「仕事」をやるべきではない。
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