表参道のキラキラしたサロンで美容師をしているあの女の子と、渋谷のワイアードカフェで密談していた。
「ねえ、ここのパスタって最高に不味いよね」
「死んだパスタの味がするよね」「コーラも死んでるよね」
「死んだパスタの味がするよね」「コーラも死んでるよね」
最高に毒舌な僕達は、ゲラゲラ笑いながら渋谷を後にした。
彼女はこれからパーティーに出かけると言っていた。
彼女はこれからパーティーに出かけると言っていた。
パーティーのドレスコードはピンクで、美容師の彼女は、髪の毛の一部をピンクに染めていた。それが、とても印象的だった。
彼女と初めて会った美容室は、僕には到底似つかわしくないお洒落ゾーンだった。
完全にアウェーの中、僕がその空気を全く読まずに博多弁でガンガン喋っていると、あの子は言った。
「あたし、あなたみたいに空気を読まない人、好きよ」
僕も、そういうどストレートを投げてくる女の子は好きだよ。
完全にアウェーの中、僕がその空気を全く読まずに博多弁でガンガン喋っていると、あの子は言った。
「あたし、あなたみたいに空気を読まない人、好きよ」
僕も、そういうどストレートを投げてくる女の子は好きだよ。
同い年だった。彼女は“はさみ”の技術もさることながら、パーマのかけ方が抜群に上手かった。
前髪を巻くのは抵抗がある、と僕が言うと、彼女は躊躇なく「大丈夫、あたしに任せて」と笑った。
仕上がりは文句なしで、ほぼ完璧だった。
前髪を巻くのは抵抗がある、と僕が言うと、彼女は躊躇なく「大丈夫、あたしに任せて」と笑った。
仕上がりは文句なしで、ほぼ完璧だった。