エピチャン

2011/12/04

日々のメモ。

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たとえば30万のシルバーアクセサリーと3千円のシルバーアクセサリーがあるとして、
ハッキリ言ってそのふたつに物質的な大差などない。
どちらも同じ元素記号(Ag)、地球上に存在する同一性のマテリアルなのだから。当たり前のことだ。

ではなぜ人は高い金銭を支払って、より高いアクセサリーを身につけるのか?
それは支払われる対価によって、身につけたときの気分が全く違うからである。
その特別な気分のために人はカネを支払う。支払った対価の分だけそこに個人的な価値が生まれる。
そして身につけたものを精神的な魅力へと誘(いざな)ってくれる。
アクセサリーにはそういったある種の魔力がある。それは原価や素材の問題ではない。

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ヒートテックってあれ、どう考えてもおかしい。

そもそも人間のライフスタイルや慣習に全く適合していない。
たとえば暖房のきいた電車に乗って汗をかいても脱げないし、
今夜突然誰かとセックスをすることになっても肌を晒せない。
見た目とかそういう以前に全然スマートじゃないし、人間の営みに反している。

寒さから身を守りたいのならアウターにこだわるべきである。いつでも脱着可能だ。
だから僕はダウンジャケットに対して肯定的だ。
動物の羽毛を利用しているそれは「衣」のカルチャーとして正統であり、人間らしい。
我々はヒートテックなどというわけの分からない服を着ている場合ではない。

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たとえば恋人に突然振られたとき、「なんで?」と訊ねるのは見当違いだ。

そこに理由や原因があるとしたら、相手ではなく自分の内にある。
それを相手に言葉で説いてもらおう等とはあまりに女々しい所為だし、ひどく傲慢である。

それにたとえその理由を無理矢理に引っ張り出したところで、口から出た時点でもう嘘だと思う。

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俳優の西田敏行は演技のアドリブが激しくて有名だそうだ。

ドラマのあるワンシーンで、西田敏行が突然アドリブで鼻歌を歌い出したとき、
一緒に演じていた渡哲也は、その一瞬のアドリブに呼応して同じ鼻歌をアドリブで口ずさんだというのは
正に迫真の演技であると感動した記憶がある。

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先日 T by Alexander Wang の服を見てきたんだけど、縫製や素材が思いのほかショボくて残念だった。
デザインやシルエットはとても気に入っているのだけど、
プロダクトはベトナム製、縫製は甘いし、素材はポテンシャルが貧弱だ。
でもそういう服って結構ある。Gucci とかもそう。
Gucci ってデザインはすごく洗練されていて好きだし格好いいと思うんだけど、いかんせん作りがチャチい。
見た目はイケてるのにクオリティがイマイチ。そこが弱点。

デザイン・クオリティ・マテリアル。その全てが揃ってる服って意外と少ない。
金を出せば手に入ると思ったら大間違いである。

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もし愛されるなら、なにがなんでも手を離さないって、傷つけてしまっても絶対そばにいるって、
それくらいの気概でかかってきてほしい。
少なくとも僕は誰かを愛するとき、それくらいの気概と覚悟は持ち合わせている。

愛することは、責任を負うということ。ケツは俺が持つ、ということ。

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以上。

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