エピチャン

2011/08/08

かつて僕が仕事に行き詰ったとき、僕にお金を貸すと言ってきた女のことを思い出している。
無論、僕は女に金を借りたりはしないし、当時そのことをあまり気にも留めなかった。
でも今ふと思い出す。なぜ彼女は自分からそんなことを申し出たのだろう?
あの頃の僕は本当にどうしようもなかった。金を貸す価値などないに等しかった。
それなのに何故だ?それはきっと僕を愛していたからだろう。
僕になら騙されてもいいとさえ思ったのかもしれない。

「信じる」ということは、「この人になら騙されてもいい」という覚悟の上である、ということ。

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