エピチャン

2011/02/18

男はいついかなる時も紳士であるべきだと思う。

僕にとって紳士の定義は、
"自分の持つ能力を、自分のためではなく他者のために出し惜しみなく振る舞うこと"
である。

ここで重要なのは、
他人を喜ばせたり、幸せな気持ちにさせたりすることが紳士なのではなく、
自分の持つ潜在能力を眠らせておかず、
それを必要とする相手や事象や世界に対して発することができる人間が紳士である、ということ。
ノルウェイの森で、永沢さんは紳士の定義を
「自分がやりたいことをやるのではなく、やるべきことをやるのが紳士だ」
と言っていたけど、僕が言いたいのは、つまりそういうこと。

たとえば誰かが "何か" を求めているとして、
その "何か" を運よく自分が持ち合わせていたとしたら、それを遺憾なく発揮する。
紳士とはそういうものだと思う。
それは一杯のお酒だったり、ピアノの演奏だったり、
優しい抱擁だったり、或いは愛のないセックスだったりもする。
相手が何を求めているのか、それをたちまちに見抜く器量も紳士には問われる。

そしてここでひとつ言っておかなければならないのは、
僕は紳士とは程遠い存在である、ということです。

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