エピチャン

2012/09/07

稀な話だが、生きていると、妙なワンダーランドみたいな領域に足を踏み入れたと感じることがある。

その時、世界を認識してる「自分の側がおかしい」のか、或いは僕が違和感を感じている「世界の側がおかしい」のか、その区別がつかなくなる。
その時、真剣にその話をしても、誰にも真面目に聞いてもらえなかったり、茶化されたりする。「いや、そんなことは有り得ない」と。
自分のフィーリングを信じてもらえない。そうなると僕は、ハナから信じてもらえないのに理解してもらおう、とは思わなくなる。
そして僕は黙る。誰にもこの違和感を話せなくなる。

恐らく、僕の側がおかしいんだろうと思うけど、自分では真実がわからない。
僕はその自分の認識力が狂い始めているかもしれないこと、そしてもしも世界の側がおかしいとしてもそれに気付かないかもしれないことに心底恐怖する。

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