エピチャン

2014/07/08

パチプロをしながら、月に100万以上を得ていたかつての友人のblogを久しぶりに見ていると、
地元の岐阜を失踪して(文字どおり失踪)、今は東京のカプセルホテルを転々としながら、
夜のライン作業やもんじゃ焼き屋やホストをしながら生活していた。もうそんな生活を去年の冬から続けているらしい。

この人は確か37~8歳で、生まれてこの方、まともに仕事をしたことがない。
自分のことを“モラトリアム人間”と呼んでいて、パチプロやFXで金を増やしていた。いわゆる不労所得だ。
持っていた金はすべて実家の通帳に置いてきて、全財産は先週の夜勤で稼いだ3万とかそういう暮らしをしているようだ。
blogを見たところによると、今は隅田川のホームレスに参加しようとしている。アウトローにも程がある。

彼はblogで「失うものはない」と言っていた。
僕自身、「失うものはない」と思っていたけど、この人とはちょっと違う。僕はホームレスになるつもりはない。
僕はまだ守りに入っているのかもしれない。でも、失踪した彼のように瀬戸際のところに来ているのは間違いない。
どの道を行くのか―――ひとつ間違えたら、人生が180度変わる。そういう分岐点だ。
僕にはもう帰る家も、戻る街もない。小さな部屋で、小さな犬が待っているだけだ。

それにしても、いいお手本か悪いお手本か、よくわからない友人のblogだった。やれやれ。

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