エピチャン

2013/01/16

簡潔に言うと、僕の仕事はエロい文章を書くことだ。

エロい文章を書くことで、生計を立てている。毎日約20000~30000字程度、うんざりするほど、性に関する文章を書いている。
そうして稼いだ金で、ビールを飲んだり、カレーを食べたり、飼い犬を養ったり、或いはデートをしたりしている。そうやって暮らしている。

断っておきたいのは、僕は別にエロい文章を書くことが大好きな好色狂い、というわけではない。
ただ、生きるための術(すべ)としてやっている。仕事柄、性に対して絶望的になることもある。そういう時、とてもつらい。

たとえば、エロ漫画を書いている人の気持ちは、よくわかる。
彼等の内の大多数はきっと、好きな絵を描きたいだけで、別にエロ漫画を描きたいわけではないだろう。
ただ、メシを食うためにはお金になるものを描かなければならない。wantでは生きられない。だからmustをこなしている。僕も同じだ。

それでも、どんなアウトプットであれ、自分が生み出したものに対価が支払われることは、世の中の役に立っているということだ。価値のある証拠だ。
僕にとって文章を書くということは、お金になる行為なのだ。小説家や、コピーライターと同じだ。
今のところ、それで何不自由ない生活ができている。愛するものに、パンや毛布を与えることができる。そのことには誇りを持っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
ご意見、ご感想はepidence[at]gmail.comまで。