エピチャン

2013/11/17

村上春樹の「ノルウェイの森」が下らないとかつまらないとか面白くないとか、
そういうことを言いたい連中がわんさかいるようだけど、そんな言葉に何の意味も価値もない。

少なくとも「ノルウェイの森」上・下巻の発行部数は、国内だけでも現在1000万部を超えており、日本の小説累計発行部数堂々の歴代一位。
つまり、日本で最も読まれた小説だ。
海外での評価も極めて高く、中国だけでも軽く100万部(ベストセラー)を超えている。
それだけで充分。これだけ人々に愛読された小説に、ケチの付けようがない。
そんなことも知らずに、やれつまらないとか面白くないとか酷評してるのかな。情けない話だ。
僕はこの小説を100%支持する。この小説が本当に大好きだし、何度も読み返したし、自分の中でとても印象に残っている大切な作品。
赤と緑のシンプルな装幀にも、思い入れが深い。

僕が一番好きなのは、ラストシーン。
このラストシーンが解せない、という声をよく耳にするけど、僕はこのラストシーンを偏愛している。
最後のセックスは、「生きること」を選んだもの達の哀しいメタファーだと感じる。

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