エピチャン

2014/06/03



かつて僕がe.p.spaceというホームページを運営していた頃の話をしよう。

かつて僕はe.p.spaceというホームページを運営していた。
今、僕のblogを見てくれている人で、e.p.spaceの存在を知っている人は、恐らくいても1~2人だと思う。あるいは0(ゼロ)だ。

もう10年ほど昔の話だ。
その当時知り合った、とあるメンヘラ女性に飲みに誘われ、どういうわけか僕は彼女と会うことになった。
もう彼女の名前すら覚えていないし、断片的な記憶しか残ってないのだけど、
僕は彼女とどこかで待ち合わせをして、当時の僕の行きつけのBARで飲んだ。

古い民家を改築した穴ぐらのような店で、 カウンターは時空のねじれのようにぐにゃりと曲がっていて、
その空間をわけのわからない形の間接照明が仄暗く灯していた。さながらワンダーランドだ。
お願いすれば、裏メニューで飛びっきり美味いリゾットを出してくれる。
店名はフランス語で「遠慮しないで」という意味を持っていて、残念ながらその店はもうなくなってしまった。
あるいは夢か幻だったのかもしれない。

彼女は長い黒髪の痩せ形で、編み目の大きな鍵編みのニットを着ていた。
細い脚を強調していて、夜のにおいがプンプンした。僕はそういう“におい”にはとても敏感だ。
彼女は終始、僕に対して敬語で会話した。そして信じられない量の酒と煙草を飲んだ。
話の内容は何ひとつ覚えていない。

一度会ってからの彼女のアプローチは、それはもうエロくて、「家のパソコンの調子が悪いので・・epiさん見に来てくれませんか?」という具合だ。
いきなり部屋に呼ぶって。なんだそれ。エロ過ぎるわ。パソコンの調子が悪いなら業者呼べばいいだろ。
僕は今も昔もメンヘラ女子には手を出さない主義だし、さすがに身の危険を感じて、彼女との繋がりを切った。
あれ、部屋に行ってたら絶対に喰われていたと思う。なんというか、身体だけでなく、心までも呑み込まれていたような。。今思い出してもぞっとする。

という取り留めのない昔話はこの辺にしておいて。
もしうっかりe.p.spaceの頃から見てるよって人が居たら、ご連絡ください。
10年来の付き合いってことで。飲みに行きましょう。10年分の酒、奢ります。

2 件のコメント:

  1. ずっと見てるよ。

    って書くと怖いか。
    おいしいお酒をどこかで。

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    1. 久しぶり。元気かなあと思ってたよ。
      10年…お互い色々あったね。笑
      いつかどこかで、10年分の乾杯しよう!

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