料理って、どんな店構えよりも、シェフの肩書きよりも、宣伝やパフォーマンスよりも、
皿の上の料理の味だけですべてが分かるところが最高に格好いいよね。味だけがジャスティス。
エピチャン
2013/02/28
スプーンの上の一すくいに人生を賭ける
2013/02/27
2013/02/26
「否定をすることで肯定することもできる」ということ。これは間違いない。
一般論としてよく、「(誰かや何かを)否定をしても意味がない」みたいな、似非ポジティブ精神のようなものを見かけるけど、
僕に言わせてもらえば、そんな綺麗事、「反吐が出る」。
いいか?たとえば、
「弱いものいじめはクソだ」というのは、いじめに対する否定ではあるけど、弱者を守るための肯定だし、
「ギャンブルは最低だ」というのは、ギャンブルに対する否定ではあるけど、浪費を防ぐための肯定だ。
何かを否定することが、問答無用ですべて負のベクトルで発信されているとは限らない。
その発想はいささか短絡的だ。想像力がなく、思考停止している。
僕は心置きなくアンチテーゼを主張する。
嫌いなものは嫌いだと否定する。自分の中の好きなもの、正しいものを肯定するためだ。
無論、その発言によって僕の知らない誰かを傷つけてしまうこともあるだろう。
でも、通行人をハネるのが怖くて車に乗らないと言うのなら、人はどこへも行けない。そういうことだ。
そして僕のアンチが、自分自身に対する攻撃にすり替わることも承知の上である。
2013/02/22
“無印良品は、高級ライセンス商品に対する、極めて大きな反逆であり、アンチテーゼである。”
via 無印良品 公式HP
どーでもいいものは無印良品で買う。どーでもよくないものは無印良品で買わない。
僕は無印良品の下着を愛用している。靴下を愛用している。自転車を愛用している。
他にも、タオルや枕カバーや眼鏡など、幅広く愛用している。理由は、「何でもいいから」。
余計な装飾がなく、ニュートラルで、心地よく個性を放棄していて、生活の中に取り込みやすいから。
でも決して、無印良品のベッドは買わない。ダウンジャケット(アウター)は買わない。コンドームは買わない。理由は、「何でもよくないから」。
自分の中で妥協できないもの、他では代用できないもの、パーフェクトでこだわっているものを使いたいとき、僕は決して無印良品を選ばない。
どーでもいい、こだわりのないものだけ、無印良品を選ぶようにしている。
無印良品って元々、そういうコンセプトから生まれたものだから。つまり極論を言えば、「何でもいい」人のためのブランド。
現代の、いわゆる草食系の風潮で、支持されている理由はそこにあると思う。
僕は、そんな無印良品をこよなく愛している。ユニクロの5000倍愛している。
2013/02/21
"S_oup: 子供と犬と女には最初に「これはダメ」ということを解らせてやらないといけない。誰彼かまわず牙を剥く様になれば、周りより本人がつらく、そして孤独になってしまう。極論だが、周りは手におえなくなれば「捨てる」という選択肢もある。本人はそうはいかない。"
スープお姉さんはいつも正しいことを言う。
躾けることもできないなら、はじめから「飼う」べきではない。
2013/02/20
2013/02/18
人間の脳は、朝起きたときからリソースが決まっていて、その資源を使って仕事をしている。
リソースの限界値を超えることは、基本的にできない。
たとえば、朝起きたときのリソースが30なのに100の仕事はできないし、リソースが150なら100の仕事をしてもまだ余力が残る。
このリソースの確保は、フィジカル面では毎日の食事、運動、そして睡眠(中でもとりわけ睡眠が一番重要)。
メンタル面では、セックスや道楽など、遊びによる快楽(日常的に抑制されているフラストレーションの解放)が必要だ。
仕事をこなせる量は、最初のリソースでほぼ決まる。
意地とか忍耐とか気合いとか、そういう感情論はあまり役に立たないし、立っても一時的なものだ。自分に対して真摯な生活や習慣がものを言う。
脳みそキレッキレのときと、脳みそグダッグダのときの、仕事のデキる違いは、この脳内リソースの問題だった。
2013/02/17
2013/02/13
“いろいろな会社の役員の方と関わる機会がよくある。全員がそうだとはいわないけど、彼らは驚くほど似通っている。彼らはなんらかの「持論」を持っている。時間をかけて練りあげられた持論は聞いているだけで面白くて、それをアンソロジーにしたらベストセラーが生まれると思う。この持論は体系立っていて、かつ主観的だというのがポイントだ。その人が世界を見る角度がはっきりと出ている。どの持論も違っていて、偏っていて、面白い。
持論は偏見から生まれる。客観的な持論などというものは存在しない。客観性を目指すと学説になる。そしてビジネスにおいてそれをやろうとすると、情報不足で人生がタイムアップになる。
役員は結論が先にある。「これはこうなんだ」。そう考えてからそうである理由を考える。世にあるひとつひとつの事実は、彼らにとって積み上げるべき要素ではなく、思考のきっかけでしかない。結論を立ててから、それが現実に適用できるかシミュレーションする。面白いことに、彼らは妙に素直である。シミュレーションで間違いがあったりするとその持論を簡単に引っ込める。ともあれ、このテストをパスし続けた結論が彼らの持論となる。”
最高におもしろい。
僕は正にこのタイプで、まず物事の結論から仮説立てて考える。シュミレーションした結果、成立すれば持論となる。
仕事、恋愛、世の中の法則。そうやって30年間、あらゆる偏見から持論を導き、それを積み上げてきた。極めて主観的だ。
熱心な僕のブログ読者ならそれが分かってもらえると思う。
それにしても、自分の思考回路をここまで端的に、分かりやすく言ってもらえると正直助かる。
相当な分析力、判断力、そして文章力がないと、この説明は不可能だよ。
2013/02/10
2013/02/09
賃貸物件を探していて思うのは、間取りを見てわかるのはプロじゃないかな?
素人の僕には、間取りの情報では、全然部屋のイメージが出来ない。
間取りは、人で言うところの「履歴書」みたいなものじゃないかなと思う。
履歴書でその人の経歴やスペックは分かるけど、その人が有能かどうかはほとんど分からない。間取り図もそれと同じ。
部屋の部分写真も、あんなもの、いとも簡単に誤魔化せるし、あまり当てにならない。
誤魔化せないのは、水回りの設備(ディテール)くらいじゃないかな。
配管や台所のシステムは、リフォームが難しい(ちなみに僕は一時期、リフォーム業界で働いていたことがある)。
あと個人的に一番参考になるのは、外観のエントランス。
エントランスは、建物に全ての「気」が入ってくる場所。
いい気を迎え入れるのか、悪い気に侵されるのか。それは、入口の向き、構造、雰囲気で決まるというか。
建物の内面性を表している感じがする。
結論。
物件は、やっぱり実際に足を運んで見に行かないとわからない。 素人の僕にはそうだ。
この時期は内覧なしで部屋を決める人も多い、と仲介業者に言われたが、僕には到底理解できないことだ。
2013/02/08
「普段は家事もしてくれて尊敬できる父親なんだけど、母に隠れて女性用の下着を収集・着用・洗濯する性的嗜好を持っている父親に幻滅した」
という相談者の娘さん。僕は彼女に一言言いたい。
フェティシズムなんて、歪んでいてもいいんだよ。下着泥棒したわけでもあるまいし、別に大したことじゃない。
俗に言う「変態」と言われるような、性の偏りがあってもいいんだよ。
そうやって、みんなどこかに捌け口を作って、自分の狂気を発散して、バランスを取っている。
そうやって、外ではきっと立派で誠実な父親をやっているんだよ。だから何もおかしなことじゃない。
自分でオナニーをして、その体液を自分で飲む人だっているんだよ。それに比べたらだいぶマシだよ。
だから、家族の誰にも迷惑をかけていないのなら、家族に隠れて洗濯をしているのなら、
そっとしておいてあげなよ。そうやって、毎日頑張っているんだ。
どうか、お父さんを攻めないであげて欲しい。きっと、とても真面目で正常な方ですよ。
2013/02/07
ふと思ったんだけど、
食べログのレビューって、最低でも200文字以上書かないと投稿できないんだよね?
僕も一度書こうとしたことがあるけど、文字数が足りなくて、途中で断念した覚えがある。200文字は多いよ。
でもさ、よく考えたら、何のメリットもないのに、わざわざ200文字もレビューを書く人、そういないよ。
と言うことは、だぞ?何のメリットもないのに書く人がいないということは、
何らかのメリット(リベート)があるヤツが書いている可能性が高い=捏造、ということになる。
なるほど。そうやって情報弱者を騙すシステムですね、わかります。
どおりで食べロガーの口コミが当てにならないわけだ。まあ、少し考えれば分かることなんだけど。
2013/02/06
2013/02/05
僕がまだハタチの頃に、オープンテラスのカフェで共に働いていた友人と、久しぶりに再会したときのこと。
とあるオーセンティックなバーで、僕達は乾杯をした。
僕がバーテンダーの仕事を教えた仲間なんだけど、彼と派手に酔っ払っていた。
仕事の話、女の話、音楽の話。古い昔話に興じていた。
その時、確か三杯目だった。僕がマスターに、「甘くて、でもキレのあるヤツ」とオーダーしたと記憶している。
角ばったバロンのシェーカーを、ねじれるような動きで鮮やかに三段振りする。
丸氷を入れたオールド・ファッションド・グラスに注がれたその時のカクテルの名前が、オールド・パルだった。
レシピはスタンダードを改良したオリジナルで、甘めに仕上げられていた。注文どおりだった。
それから、しばらく月日が経って、もう忘れた頃。僕は、ふと思い出した。
そう言えば、あの時のカクテル…ひょっとして。思い立って調べてみたら、やっぱりそうだった。僕の勘は当たった。
オールド・パル。カクテルの意味は、「懐かしい友人」。
本当にいいバーテンダーは、誰も気が付かないようなところで、気の利いたことをする。これがプロの仕事。流石だと思った。
そして、自分もかつて同じ職に就いていたことを思い出した。
RE:
「君は、僕が人生の中で耳にかすりもしないようなコアな知識を豊富に持っている。」みたいなことを言われたことがある。
彼はチェリストだった。当時の僕は、音楽の名盤紹介などもやっていた気がするけど、
彼は僕に、Miles DavisのKind of Blueを聴きながらワインなんて飲む気には更々なれませんよ、みたいな面倒くさいことを言っていた。
会って話したこともないんだけど、元気かな?
あの時、レスも返さなかった気がするけど。遠回しな誉め言葉として、今も文章を書くときの糧にしています。ありがとう。
何年越しのレスだよって感じだけど。今はもちろん読んでないと思うけど。僕は今もこんな調子ですよ。
2013/02/03
2013/02/02
AKB48の丸坊主謝罪、シャレになってないよ。
女の子の命である髪の毛を、全部削ぎ落とさなければならない理由なんて、どこにもないのに。
このAKB48の世界(システム)は狂っている。「恋愛禁止」なんてルールが、そもそも頭おかしいよ。
「恋愛禁止」というわけのわからないルールそのものが、生物学的に不健康っていうか、まず無理だろ。アイドルに去勢でもさせるつもりか。
そして、あんなにもひどい謝罪をオフィシャルで配信するということ自体が、狂気の沙汰だ。
その一件で、乙武洋匡さんが、「じゃあ僕も坊主にします!」と、突如丸坊主にしたけど、
多分あの人が言いたかったのは、「彼女に手錠をかけるなら、自分にも手錠をかけろ」、ってことなんじゃないのかな。
無罪の女の子が丸坊主にしなければならないようなら、自分も丸坊主にするよ、という思いだったんじゃないのかな。
彼なりの、擁護だったんじゃないのかな。本当に素敵な人だと思った。
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